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すごろく

部屋の隅に綾鷹生茶の2Lのペットボトルが転がっている。ラベルとキャップは外してある。中に少し残った液体は変色している。そういうものだ。背筋を伸ばしてみたら、キャップもラベルも外されていない綾鷹が目に入った。やはりそういうものなのだろう。

 

眠れない日もある。タスクにまったく手をつけられない日もある。そういうものに自分なりのリズムで帳尻合わせができるようになったのがこのご時世に一人暮らしでよいところなのかなと思う。社会のリズムと自分のリズムは同じではない。家族とも同じではない。恋人。きっと合わせてしまうので違っていても気付かないと思う。

 

なんだかんだ自宅には常に音がある。生活音。いろんなリズムがある。単調ではよくない。生活音なのだから。

 

口内炎がずっと治っていない。口をあまり動かさないから関係がない気もする。でも引っかかるのだ。この間皮膚科に行った時に見てもらえばよかった。緊張すると忘れる。

 

家にいるとさして緊張しない。よいことだと思う。力を抜くことは大切だ。力が入っていると息が詰まる。さいきんは首と肩がどうしようもなく痛くなったりする。湿布はひりひりする。

 

体を温めると何かといいらしい。しかし汗とか寝苦しさは違うだろう。ちょうどいい温度感というのは難しい。少しいくと寒がっている自分がいる。部屋が狭いからだろうか。寒いと体に力が入る。ざんねん!振り出し。

 

すごろくはもう長らくやっていない。やってみたら楽しいんだろうと思う。桃鉄とかワイワイやってみたかった。きっと疲れてしまうのだろうけど。人生もすごろくと言ってしまえばそんな気はする。ゲームならそろそろ他のものがいい。

 

体力が落ちて、楽しいものでもすぐ疲れてしまうようになった。ゲームも1時間とかしかできない。楽しいものは長く楽しめる方がよいだろうに。あつ森はけっこうな時間やっていられた気がする。ゼルダは割と疲れる。

 

炊き込みご飯を作るのがけっこう上手だったりする。美味しくできるのだ。出汁をとって具材を入れて醤油とみりんを入れて軽く混ぜて蓋をして炊飯ボタンを押す。残った出汁で鍋を作ると栄養バランスもよい。もうすぐ炊けるらしい。鍋には冷凍しておいた肉魚と適当な野菜を適当に入れる。丁寧な適当がよいのだ。案外悪くない。

 

何のために書いているのか。Twitterじゃないのだ。適当書けばよいというものではない。うーん。書きたいとは思っているのだきっと。文才がない。ずっと欲しいと思っている。思考の新規性も文章の新規性もない。うーん、ダメだこりゃ。でも炊き込みご飯はじきに炊けそうである。3マス進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

何かと音楽に頼る。合唱をやってたりする。ハモると気持ちがよいのである。混声は育ちのいい音がするので好きではない。しかし合唱もやってる人間がいる。人間が嫌だとあまりやりたくはない。嫌な人間がやっている音楽は聴けないし参加もできない。嫌な人間がやってる音楽は嫌なのである。だから人があんまりやっていないものが好きになる。マイナーなのが好きなのではない。

 

寝るときも音楽を聴くことにしている。聴いてはいないと思う。不快でない環境づくりだと思う。抗うつ音楽にもいろいろある。合うものを選ぶとよい。抗うつである必要もない。どうぶつの森とか。しっとり系は存外悪くない。呼び方は嫌いだが。落ち着かせることは下げることではない。必要なのはあるピッチなのだと思う。

 

何かとオンラインのご時世だ。パソコンから出てくる音は多い。音楽があるときには他の音は欲しくない。自分の音はあっても構わないのだが。換気扇も悪くない。他人が嫌なだけかもしれない。

 

フランス人が "pas mal" というときはけっこう褒めている。戦争がない状態が平和ではないが、そういう思考も悪くない。逆に、悪いと思うなら相当悪いんだろう。無理をするものではない。

 

家庭教師とか始めてみようかと思う。とてもお金に困っているわけではないが、消費だけというのも決まりが悪い。時給がいい。本当は料理で仕事をしてみたいとも思う。ずっとしたいことは他にも指揮者とかある。左右の腕で違うことができないし、拍感もきっと微妙なので自重している。あと嫌いな人を指揮もしたくない。でもいつかやりたい。指揮者。

 

嫌いな人にやたら囚われている気がしてくる。けっきょく他人ありきなのである。具体的に嫌いという人もいれば嫌いな人の像もある。嫌なことは捨てられない。傷はそれをつけたものへの怒りや憎しみに裏打ちされる。嫌の気持ちも傷みたいなものだと思う。傷だらけ。

 

愛せる傷が増えてきた。携帯の液晶のヒビとか。本のページのシワとか。届いた時からついていてもあんまり気にならなくなってきた。嘘かもしれない。最初は気にする。

 

傷を愛するというのは自分に酔うことかもしれない。だから注意しなくてはならない。酔うとあまりいいことがない。熱を持ってはいたい。飲むと顔が熱くなる。赤くなる。酒はやめている。一人暮らしを初めてすぐの時に買ったウィスキーが残っている。製氷機に入りっぱなしの氷も捨てなくちゃならない。食器洗いもためている。

 

辛いものが苦手になった。お腹が痛くなるから。トイレはあまり快適ではない。生理的なものが好きじゃない。

 

合唱のことから書き始めているあたり気にしているのかもしれない。やめたいかもしれない。やめたらどうしよう。何しよう。案外やめてみても悪くないのかもしれない。どうしよう。せっかくのご時世なのでフェードアウトしてみても悪くはない。わからない。

 

パンの袋の結び目に使っていた金色で指輪を作った。昨日のことだ。今、姿勢を変えたら踏んだ。そんなものである。やらなきゃいけないことが多い気がしてくる。ここまで。